volta fetch
volta fetch
コマンドを使用すると、ツールをデフォルトとして設定したり利用可能にしたりすることなく、将来のオフライン使用のためにローカルキャッシュにツールをフェッチできます。以下の構文を持ちます:
bash
ツールをローカルマシンにフェッチ
使用法:
volta fetch [FLAGS] <tool[@version]>...
フラグ:
--verbose 詳細診断を有効化
--quiet 不要な出力を防止
-h, --help ヘルプ情報を表示
引数:
<tool[@version]>... フェッチするツール、例:`node`、`yarn@latest`、`your-package@^14.4.3`
例
Node.js のフェッチ
bash
# 最新の LTS バージョン Node をフェッチ
volta fetch node
# 特定の Node バージョンをフェッチ
volta fetch node@16.14.2
パッケージマネージャーのフェッチ
bash
# 最新の npm をフェッチ
volta fetch npm
# 特定の yarn バージョンをフェッチ
volta fetch yarn@1.22.19
グローバルパッケージのフェッチ
bash
# TypeScript をフェッチ
volta fetch typescript
# 特定のパッケージバージョンをフェッチ
volta fetch eslint@8.15.0
使用シナリオ
volta fetch
コマンドは以下のシナリオで特に有用です:
- ツールを事前ダウンロードしてオフライン開発に備えたい場合
- 将来ツールを使用する予定だが、現在はデフォルトとして設定したくない場合
- 他のチームメンバーのために開発環境を準備している場合
volta install
とは異なり、fetch
は現在のツール設定を変更したり、ツールを PATH で利用可能にしたりしません。ツールがダウンロードされてローカルキャッシュに保存されることを保証するだけです。